マハティールが92歳で首相に帰りざいた。
年齢もさることながら、最初の1か月でやった政策がすごい。
消費税廃止。中国企業受注のクアラルンプールとシンガポールを結ぶ高速鉄道計画も中止。
そして中国とずぶずぶの前政権ナジブ首相の汚職追及と矢継ぎ早に決めていった。
この行動力は何?
日本の政治家も見習ってほしいものである。
それで初めての外遊が日本と。92歳とは思えない行動力、リーダーシップを発揮している。
マハティールといえば「ルックイースト」日本を見習えの人。
早速、アマゾンで「立ち上がれ日本人」を購入し、読んでみた。
マハティールのことを詳しく知りたい方は→こちらを参照に
立ち上がれ日本人を読んで
ネタバレになってしまうので、あまり細かなことは書かないが、その中でなるほどとうなる部分がかなりあった。
日本人は勤勉な国民と言われているが、自国民からするとそーかなあ?と疑問を呈する部分があると思う。
しかし、マハティールはこう言う。
日本人が勤勉なのは「恥の文化」をもっているからだと言う。
恥の文化。
確かにそうだ。製品を作るにしても、人様に恥をかかせない立派な製品を作ろうとする。
昔は安かろう、悪かろうだった。
しかし、創意工夫することよって、品質向上させていった。
その創意工夫は、別に西欧から教えられたものではない。
日本独自の考えからなりたつ、とてもユニークなものなのだ。
QC活動はアメリカから教えられたようにとらわれがちだが、日本人は昔からやっていた。
刀鍛冶の技術、宮大工の技術などなど下地になる技術がおおきいのだと思う。
またマハティールはこうも言う。
何でもかんでも、西欧の真似をするべきではない。日本人はすぐれた文化を持っている。
とかく、実力成果主義だの、キャリアアップだの西欧イムズが正しいと昨今される風潮だが、日本人には家族というかんがえがある。終身雇用にみられる、会社は一生面倒を見るという考えだ。
日本は優秀な人もそうでない人もみな手を取り合って協力していく、決して株主を優先するような世界ではないのだ。
安心して創意工夫できる環境こそが今の日本を作ってきた。
人の幸せを考えたら、特に日本人はそうなのかもしれない。
兎角西欧の考え方は正しいと思い込みがちだが、日本は日本独自の考えで良い。
今までそうやってきた。
その考えはアジア人が見習うべきものなのである。
納得いく話であった。
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