さすが!上念司氏、目から鱗が落ちる考察
虎ノ門ニュースを見ていたら、金曜日上念司さんと大高未貴さんのチーム立川のお二人の回だった。
今回の東方経済フォーラムでの解説中、上念さんより「賢人の知恵」という考え方を披露。
これがまさに目から鱗が落ちた思いがした。
つまりこうだ。
賢人の知恵とは、上念司氏と倉山満氏の間で歴史的な考察の元出来上がった意見なのだが、
何か部下から意見を具申された場合、それを封殺する手段として
基本パターンがあるという。
賢人の知恵の基本パターンとは
まず、そんなこと聞いてない
次に、そんなこと急に言われても
そして、そもそも順序が違う
そして俺は傷ついた
次に、誠意が見えない
そして、すでに決まったことなので変えない
最後に、そんなこともわからないのかと怒り出す。
使い方としては、
部下「〇〇について、〇〇した方がいいと思うんですけど、どうですか?」
部長「お前、そんなこと急に言われても・・」
部下「いや、やっぱり〇〇した方が、会社のためになると思うんですよ」
部長「そもそも順序が違うだろ!課長にそのことを相談したのか?」
部下「いや、まだです。ですが決定権のある部長に具申した方が・・・」
部長「何~!お前には誠意が見られない!」(怒り出す)
部長「すでに会議で決まったことだから、変えられない!」
部下「ですが、部長・・・」
部長「ですが、じゃない。お前にはそんなこともわからないのかー!」
部下「・・・・」
部長「出直してこい!」
確かに、こんなようなやり取りで、会社のためを思って、提案したのにも関わらず、つぶされたことは多々あった。
よくよく考えてみると、部長の率直な意見が欲しいのに、頭ごなしに賢人の知恵でやってこられた日には、せっかくのアイデアが全部つぶされてしまう。
これが、日本企業にとってボトムアップで意見が通らない理由。
また、根回ししたのか?とかね。
目まぐるしく環境が変わる世界にとって、俊敏に対応しなくては生き残っていけない世界が、ビジネス。
上念氏いわく、この賢人の知恵は、何も考えていない、自分の意見すらもってない人間が、自分の立場を利用して、さも賢そうに振舞うための処世術みたいなものだそう。(少なくも私にはそう言っているように思えた)
では、賢人の知恵の対処策とは?
この対処策として、自分の正当性を訴える。質問したりすること。
すると、相手は言葉を失う。
なぜなら、そもそも自分自身に具体的な意見、考えがないから。
そして気を付けなくてはいけないことがあります。
それは、さもお前の意見はわかったと認めるふりをして潰す手段を相手は次に使ってくるからです。
例としては、
「お前の話は、わかった。でも今はそのタイミングではない」など。
これで納得して、話のわかる部長だと思っちゃダメですよ。
だって、納得いく答えをもらってないんだから。
もしさっきのように言われたら逆に聞いてやると良い。
「いつがそのタイミング何ですか?」と。
まあ、言葉の上げ足取りみたいなものだけど。
また、「具体的には、部長はどのような考えがあるのですか?」とかね。
そもそも、相手は頭が悪いから、そんな具体的なことなんか一つも考えてやしない。
そういう人間が世の中に多いのは事実。
よーく言葉を吟味してから、そのロジックにハマっていないか考えてみよう。
大体、日本人の大多数は、本を1か月に1冊も読まない人間が大半だから、考えを持ってる人間なんて稀なんだよね。
中には、素晴らしい人もいるけれど、老害なんて言われてる連中は皆そうだと考えて間違いないね。
まとめ
賢人の知恵は、まさに知っておかなければならない知恵だ。
いつまでも昭和時代の人間にいいようにされてはたまらない。
あんたらはいいよ、定年が近いんだから。
でも俺らはこれから先も会社をしょっていかないといかんのですよ。
でも、この対処策、本筋論で通さないと、あいつは嫌なやつだ、使いずらいと思われて、閑職に回されてしまうかもしれないので、あくまでも会社のため、国のためといことで話を進めるようにね(笑)
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