米中貿易戦争の行方から今後を考えてみる

ニュース考察

毎週欠かさず見ているyoutube動画があります。

それは、安達誠司氏のマーケットニュース。この方の見方は結構鋭く、いつも勉強になります。

2019年3月11日のマーケットニュースは面白かった。
それが下のものです。↓↓↓

内容は見てもらえばわかるかと思いますが、念のためダイジェストで気になった部分を切り取りすると・・。

信頼できるデータである中国貿易統計から推察すると、昨年の11月ごろから中国の実体経済は二けた減で下がっている。

これは、マスコミでは米中貿易戦争が理由ということが大半だが、それだけではなく、プロダクトサイクルと言う面で限界が来ていると見た方が良さそうだ。

中国の経済をけん引していたハイテク企業であるが、主に製品としてはスマートフォン。

米国の技術をパクリ、値ごろ感を出して販売していたが、スマホ自体はすでに普及しており、それほど売れなくなってきた。

こうなると値下げ競争に突入するわけであるが、そうすると利益が取れなくなってくる。今、中国はGDP一人当たり1万ドルのルイスの転換点にあたる。

ルイスの転換点を超えるためには、独自の技術開発により高付加価値の製品を作り出す必要があるのだが、パクリ、パクリでやってくると、必然的にその技術価値は下がり、結局のところ陳腐な技術となって、利益をとることはできない。

シンガポールや韓国、台湾はこのルイスの転換点を超え成長した。

それは、部品供給というサプライチェーンに入ったがためできた。もちろん独自の技術を入れ込んでのこと。

米中貿易戦争は、もうそろそろ妥協点を探し、収縮されるだろうが、このパクリ技術で生き残ろうとする限り、成長は望めない。

よって、残念ながら、中国の共産党一党独裁という壁がある限り中国は成長できないのである。

結論、中国共産党の崩壊はどうも近そうだ。

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